<Header>
<Author: 白居易>
<Title: 感舊>
<Format: 格式不明>
<Year: 1964>
<BookName: 漢詩大系  白樂天>
<Translator: 田中克己>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 舊（きう）を感（かん）ず>
<BookPage: 342-344>
<UsedPage: 3>
<Feature: 1, 4>
<End Header>
<Poem>
晦叔墳荒草已陳，
夢得墓濕土猶新。
微之捐館將一紀，
杓直歸丘二十春。
城中雖有故第宅，
庭蕪園廢生荆榛。
篋中亦有舊書札，
紙穿字蠹成灰塵。
平生定交取人窄，
屈指相知唯五人。
四人先去我在後，
一枝蒲柳衰殘身。
豈無晚歲新相識，
相識面親心不親。
人生莫羨苦長命，
命長感舊多悲辛。
<End Poem>
<Translation>
晦叔の墓は荒れて草がしげっているし夢得の墓は新しく土がまだしめっている。
微之は死んでもう十二年になろうとし、杓直が死んでからは二十年だ。
長安にはかれらのもとの邸があるが、庭園が荒廃してイバラがはえている。
わたしの手箱にはかれらの手紙があるが、紙はやぶれ字は虫くって灰塵になっている。
わたしはへいぜい交際が限られていて、指折っても相知といえば五人だけだった。
そのうち四人が死んでわたしは残された。老衰したまるでヤナギみたいなからだ。
晩年になって知りあいになったものもないわけではないが、これらの知りあいは顔を見知っているだけで心のしたしみがない。
こうしてみれば長命すぎるのもうらやまれるべきではない。長命ならむかしを思うて悲しみが多いのだから。
<End Translation>
<Formatted Translation>
晦叔の墓は荒れて草がしげっているし
夢得の墓は新しく土がまだしめっている。
微之は死んでもう十二年になろうとし、
杓直が死んでからは二十年だ。
長安にはかれらのもとの邸があるが、
庭園が荒廃してイバラがはえている。
わたしの手箱にはかれらの手紙があるが、
紙はやぶれ字は虫くって灰塵になっている。
わたしはへいぜい交際が限られていて、
指折っても相知といえば五人だけだった。
そのうち四人が死んでわたしは残された。
老衰したまるでヤナギみたいなからだ。
晩年になって知りあいになったものもないわけではないが、これらの知りあいは顔を見知っているだけで心のしたしみがない。
こうしてみれば長命すぎるのもうらやまれるべきではない。
長命ならむかしを思うて悲しみが多いのだから。
<End Formatted Translation>